酒井田柿右衛門と作品の特徴について


酒井田柿右衛門の歴代の作品の特徴について

酒井田柿右衛門は1500年代後半から続く伝統ある作家で、代々柿右衛門としての作品や伝統を受け継いできており、現代では15代目が活躍しています。
ここまでの歴史の中では徳川光圀にも触れられたことがあり、非常に当時から有名だったことがわかります。
江戸時代中期になると一時的に制作が中止されることがありましたが、その後の時代には復活を遂げて現代にいたります。

当時からの作品は温かみがある乳白色の素地に赤い絵というのが大きな特徴で、その作品の構図は現代も変わらず受け継がれており、日本国内はもちろんのこと、海外からも注目を集めています。
1600年代中頃から後半にかけては、この柿右衛門様式について非常に注目されるようになり、海外でも話題となっていきます。

オランダ経由でヨーロッパへと広がり、当時のヨーロッパの貴族たちは、初めて目にする華やかな柿右衛門様式のとりこになり、自分たちの宮殿や邸宅を飾ることを目的として、財産をはたくように競って買いあさった人もいたと言われています。
その後この柿右衛門様式は、有田の流行様式にもなり、若干アレンジを加えたものも多く作られるようになるものの、それらを含めて柿右衛門様式として確立し、現存されています。

酒井田柿右衛門の作品の販売価格とは?

柿右衛門の作品は、展示場で購入することができます。
そしてその販売価格は15代酒井田柿右衛門作のぐいのみで、およそ7万円(税抜き)からとなっており、15代酒井田柿右衛門作のコーヒーカップともなると10万円(税抜き)ほどとなっています。
他の作家の作品から比べても、インターネット上のオークションなどではなくて、ご本人管轄の展示場で販売しているので、本物である安心感は高いです。

作品の販売価格は高値取引される傾向が伺えますが、それも伝統ある作品だからこそで、気品と温かみを持ち合わせている独特なものがあるからでしょう。

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